2013年3月25日月曜日

コースター用 凍結防止ヒーター

お客様が遠方な為、電話とメールを駆使して、打合せをさせて頂き、何とか完成しました!

今回の仕様は、振動対策、非接触加熱(輻射熱)、防水の3つが肝心になります。
振動対策=シーズヒータータイプ。(輻射熱=遠赤外線=ガラスorセラミック製となるのですが、振動が有るので、金属製のシーズヒーターに遠赤効果を持たす為にヒーター表面にセラミック溶射を施しました。)
輻射熱=遠赤外線効果を出す為に、シーズヒーター表面にセラミック溶射を施す。効率を上げる為に、反射ミラーNIG型を装着。
防水=シーズヒーター両端子部に防水BOXを取付け。

車輪が、少々凍っていても問題は無いらしいのですが、毎日、開園前に乗客なしで試運転をする際、戻って来れなくなるそうです。ご存じの通り、コースターは、自走できないので、落下の慣性モーメントで走行する訳ですが、それが、凍結した車輪の抵抗で、途中で止まってしまい、回収するのに、クレーンで吊り上げるなどして、大変な手間が掛かるとの事です。
このヒーターで解消出来る事でしょう。 130325加島

2013年3月22日金曜日

炉の修理

30年前に納入させて頂いた炉の修理に行って来ました。琺瑯の焼付を行う炉で、当時としては、画期的な炉でしたが、経年劣化には勝てず、毎年修理をしています。今回は、最終ゾーンのヒーター交換と築炉です。写真は、炉内の様子です。約500℃に昇温されています。 
130321 加島

2013年3月18日月曜日

開発案件

世界一と称号のつくコースターの車輪が凍ってしまうと、あるテーマパーク様からのご依頼を頂きました。
車体に取付けるのではなく、乗員が乗降りする駐機場で凍結防止用のヒーターで暖めたいとの事。非接触、輻射熱での加熱。
屋内での使用だが、車体から滴が落ちてくるので、防水仕様。
ローラーコースターと言えども、結構な振動が有るとの事。
普通の遠赤外線ヒーターでは、駄目見たいです。
さぁ、設計開始です! 130318加島

2013年3月13日水曜日

なつかしい~ 電熱器具

徳島県美馬市のうだつの街並みに行った際、古民家の中で懐かしいものを発見。むかしのトースターです。マイカヒーターを使用していました。
 現在のトースターに使用されているヒーターは、遠赤外線ヒーター(弊社で言うところの管型遠赤外線ヒーター)ですが、そのむかし、トースターを日本で生産されていた頃には、弊社で生産した遠赤外線ヒーターがほぼ100%使用されていました。

今では全て海外製ですが・・・ 
電熱器もありました。 130313加島

2013年3月12日火曜日

投込みヒーター WPシリーズ

今年の冬は、本当に冷え込みました。 
加島で唯一と言って良いかも知れませんが、民生用の製品が有ります。それは、バケツの水を温める「投込みパイプヒーター」です。 地元、大阪では、それ程、寒くは無いので、一般の方が目にする事は、無いのですが、北海道、東北などのホームセンター様には、取扱いをして頂いております。 例年であれば、来年の冬まで、有る程度、在庫を確保しているのですが、今シーズンは、完売してしまいました(>_<)
ご迷惑をお掛けしたお客様もいらっしゃいました。 本当に申し訳御座いませんでした。
天気の予想は、本当に難しいです。 来シーズンは、在庫が無くならないように、充分ご用意させて頂きます。今後ともよろしくお願い申し上げます。 130312加島

2013年3月2日土曜日

【隠れたヒット商品】 マイクロセラミックヒーター

【隠れたヒット商品】 特定ユーザー向けに5年前より販売している「マイクロセラミックヒーター」。
最小は、15×11×1.27t、切手より小さいです。 熱容量は、数十ワットですが、表面温度が500℃max.ですから、熱容量(カロリー)がそれほど必要でないけど、表面温度が欲しいような時は、最適です。 今日は、そんなお客様よりサンプル依頼が来ましたので、社内で通電テストをしました。
SCP30×70×1.27t 44.344.9Ω 24V印加で12W出力します。無負荷表面温度が120℃でした。 




円筒状の製品もあります。ハンダコテのこて先に差し込んで使用します。極細のノズルにも使用できます。
130302 加島

2013年3月1日金曜日

実験 近赤外線ランプヒーター

近赤外線ランプヒーターをご使用予定のお客様がご来社です。
特殊な使用方法をお考えなので、部品の妥当性確認のために、使用する部品を実際に装着して実験をしてみました。結果は、特に問題なかったので、採用する方向で設計を開始します。 130301 加島