2013年7月29日月曜日

管状炉の修理

かなり古いタイプの管状炉の修理依頼を頂きました。

内部を拝見した所、非常に凝った構造で、弊社のベテラン社員も見た事の無い様な構造でした。
お客様より、同じ構造で修理して欲しいとのご依頼でしたので、試行錯誤の末、何とか復元する事が出来ました。



ところが・・・
昇温時間の短縮をしないといけないとのご要望となり、改造する事になりましたが、何分、この構造では、ヒーター容量を増やす事も、熱効率を上げる事も出来ないので「モジュールヒーター」に変更する事に。



非常にシンプルな構造となり、お客様の要求通りの性能を発揮でき、喜んで頂けました。
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2013年7月26日金曜日

保温カバー バンドヒーター用

省エネルギー化に伴い、電熱ヒーターにも“効率化”をよく耳に致します。

押出し成型機などに多く使用されている、バンドヒーターなどは、カートリッジヒーターなどのように、加熱部全体を金型に挿入して使用するのではなく、加熱したいワークに巻付けて加熱しますので、ワークに接地していない、面は、全て放熱しています。
つまり、容量(W)の半分は、捨てているのと同じになります。
その放熱を少しでも無駄にしないようにと、「ヒーター用保温カバー」があります。

暑い季節には、あまりお問い合わせを頂かないですが、来る、寒い冬に向けてご準備はお済みでしょうか?


2013年7月22日月曜日

魅力発信レポート

2010年の事ですが「中小企業基盤整備機構」が作成した「中小企業魅力発信レポート」をご紹介します。
以下のアドレスでご覧いただけますので、ご覧ください。
http://miryoku.smrj.go.jp/pdf/report0472.pdf

中小企業魅力発信レポートとは?
人材や技術、知的財産や顧客ネットワーク等といった数値化しにくい「力」と、事業展開における価値の創造や将来ビジョン等を分かりやすくとりまとめたレポートです。
130722加島





2013年7月10日水曜日

炉の修理完了

今回は、3つの炉の修理をさせて頂きました。
60KWと5KWが2つです。

60KWは、図面はありませんでしたが、仕様が判明していたので、容易に製作する事が出来ましたが、5KWの方は、何の仕様もわからないまま、既に断線しているニクロムコイルと制御盤の回路を観察しながら製作しました。

昇温テストも完了しご検収を頂けました。






有り難う御座いました。130710加島


2013年7月3日水曜日

絶縁材

電熱ヒーターは、触れると熱く、感電もしません。
これは、高温でも電気絶縁性に優れた絶縁材を使用しているからです。

通常、地球上に存在する物資は、ほぼ全て高温になると電気を通してしまいます。
お茶碗の磁器も高温になれば電気を通します。

電熱ヒーターに使用している絶縁材も高温になるに従って絶縁が落ちて来ます。
800℃を超えて来ますと危険な状態に陥ってきます。

下記の写真は、そんな絶縁材でも比較的低温域(200℃)くらいまでに使用されている製品です。
そのむかしは、アスベストを使用していた頃は、加工性も良く安価でしたが、現在の材料は、あまり細かな加工が出来なくなって来ていますが、環境に配慮した優れた材料が多くなって来ています。
130703 加島



安全碍子 ハカマ碍子
 (端子の先端に取付け触れても感電しないようします) 









ツバ付碍子
 (シーズヒーターの2次絶縁に使用します。)  
 (電熱ヒーター自体は絶縁されているので1次絶縁と言い、このツバ付碍子を使用する事で、万一、ヒーターが高温になってしまい、絶縁破壊してしまった時にでも絶縁を保つ事が出来ます)           





ミオレックスを使用した加工品です。


紙ベーク











マイカワッシャー